逆求人サイトとは?活用するメリット・デメリットを交えて詳しく解説

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逆求人サイトとは

逆求人というのは、ダイレクトリクルーティングの一種です。ダイレクトリクルーティングでは企業側が気になる学生に直接アプローチしますが、逆求人では学生が自分の長所やスキルなどを企業に対してアピールしたうえで、企業がアプローチをかけます。

通常の採用活動なら、学生が企業に対して応募をしますが、逆求人の場合には企業が学生に対してオファーをするのが特徴です。これまでの採用手法とは大きく異なり、新たな採用手法として注目を浴びています。

そして、この逆求人を行うための媒体が、逆求人サイトです。

「逆求人」が注目されているのはどうして?

なぜ逆求人が注目を浴びているのか、その理由について見ていきましょう。

少子化により人材確保が難しいから

現在、少子高齢化が進んでおり、就職活動をする学生の人数も労働力人口もどんどん減ってきています。そのような中で人材確保に難航している企業が多いです。理想とする人材を採用するのが難しく、必要な人員を確保できていない企業も少なくありません。

従来型の「待つ」採用手法では優秀な人材の採用が難しいというのが、逆求人が注目されている背景のひとつといえます。

学生側の意識が変化しているから

学生の就職活動は以前よりも長期化しています。合同説明会への参加やエントリーシートの作成など、学生がしなければならないプロセスは多いです。そのような中で、できるだけ負担を減らしたいというのが学生にとっての本音でしょう。

その点、逆求人なら何度もエントリーシートや自己PR文などを作成する必要はありません。

一方で、ここ数年は売り手市場が続いている影響も大きいです。自分から企業に対して応募するのではなく、オファーしてもらえるというスタイルに魅力を感じる学生も増えています。

中小企業も採用しやすいから

企業が募集をかける形だと、大企業に学生の応募が集まるでしょう。知名度があまり高くない中小企業は応募がなかなか集まらないのが実情です。

その点、逆求人なら企業規模に関係なく優秀な人材に出会えるチャンスがあります。

企業の側から学生に対してアプローチをかけられるため、企業の強みや魅力を積極的にアピールできます。

▼以下の記事もご参考ください。
中小企業が採用に苦戦する5つの理由とは?学生に求められる企業になる方法

逆求人サイトのメリット

企業が逆求人サイトを利用するメリットについて見ていきましょう。

自社を知らない学生にもアプローチできる

学生からの応募を待つという形だと、求人内容を見てもらえないこともあるでしょう。有名企業の求人なら一通り目を通してみても、知名度の低い企業の求人はスルーされてしまう場合があります。

これに対して、逆求人サイトなら気になる学生に対してこちらからアプローチできます。学生からすると、自分に興味をもってくれた企業からのオファーであるため、目を通してくれる可能性が高くなるでしょう。

アプローチをかけたことをきっかけに、面接を受けてくれるケースもあります。そこから採用につなげられるのが逆求人サイトならではのメリットです。

採用にかかる費用や時間を削減できる

通常の採用活動では、学生から自社について興味をもってもらえるように、企業説明会を開催するでしょう。その際に会場を借りたり準備をしたりするのに、手間とコストがかかります。

また、応募してきた学生のエントリーシートや履歴書などに一通り目を通さなければなりません。その中には、自社にマッチしない学生も含まれているでしょう。採用したいと思える学生を見極めるのに、かなりの手間がかかります。

逆求人サイトを利用すれば、こちら側から採用したい学生にのみアプローチできるので、そのような手間はかかりません。

▼以下の記事もご参考ください。
一人当たりの平均採用コストはどれくらい?コストを抑える方法を紹介

欲しい人材にピンポイントで声をかけられる

求人を募集して応募を待つという採用手法だと、応募してきた学生の中からしか採用することができません。必ずしも欲しい人材が応募してくるとは限らないでしょう。

その点、逆求人サイトなら、自社で欲しいと思える人材にピンポイントで声をかけることができます。

逆求人サイトのデメリット

逆求人サイトを利用する際には、次のようなデメリットも認識しておきましょう。

場合によっては手間やコストがかかる

逆求人サイトの活用がうまくいかないと、通常の採用手法よりも手間やコストがかかってしまう可能性もあります。

アプローチをかけるところまでは、手間もコストもあまりかかりませんが、その後は自社の魅力を説明しなければなりません。それがうまく伝わらないと、辞退されてしまう可能性があります。

自社の魅力が伝わるように、どのように説明するかあらかじめ整理しておくことが大切です。

望む人材に出会えるかどうかは分からない

アプローチをかけて面接をした学生が、必ずしも自社にマッチするとは限りません。自己アピールなどの内容が、自社の求める人材に近い場合でも、実際に面接で話をしてみて、少し違うと感じることもあるでしょう。

また、自社に合うかどうかの見極めが甘くならないようにも注意が必要です。逆求人でも、採用のステップは、通常の採用手法と同じように行う必要があります。

自社について魅力的にアピールする必要がある

逆求人サイトで企業が学生に対してオファーをかけても、学生側から断られてしまうこともあります。学生自身が企業に対して魅力を感じていなければ、選考を引き受けてくれる可能性は少ないでしょう。

面接を受けてもらうためには、自社の魅力を効果的にアピールしなければなりません。

また、面接を受けてもらえて内定を出したとしても、入社してもらえるとは限りません。同時期にほかの企業からもオファーを受けていれば、そちらに行ってしてしまうこともあります。

内定辞退を回避するためにも、選考の段階で企業の魅力をしっかりと伝えていく必要があるでしょう。

優秀な人材は競争が激しい

優秀な人材はどの企業も欲しがるため、多くの企業がオファーをかけます。そのため、優秀な人材は通常の採用手法と同様に競争率が高めです。その一方で、学生の側も条件面や仕事内容などで、できる限り魅力的な企業を選びたいでしょう。

逆求人サイトを利用する場合でも、従来までの採用手法と同様に、優秀な人材を取り合う構図は変わりません。

ダイレクトリクルーティングに興味があるなら社長メシがおすすめ!

ダイレクトリクルーティングには逆求人以外にもいくつか方法があります。逆求人サイトのデメリットを解消したいなら、ダイレクトリクルーティングの中でも、別の手法を試してみてはいかがでしょうか。

社長メシなら、アプリ内で企業のイベント情報を掲載し、興味を持ってくれた学生と食事会などを開催できます。候補者と直接話をする機会を設けることができるので、効率の良い採用活動が実現可能です。

複数のプランを設けており、予算や用途に合わせて選べます。フリープランもあるため、最初は無料で試してみることも可能です。

ダイレクトリクルーティングの手法を取り入れるなら、ぜひ社長メシの利用を検討してみてください。

まとめ:逆求人サイトを活用して欲しい人材を採用しよう!

逆求人サイトは、従来の採用手法とは逆に、企業から学生に対してアプローチをかけることができるサービスです。採用活動にかかる手間やコストを削減できて、自社を知らない学生にもアプローチをかけられます。

しかし、学生からオファーを受けてもらうには、企業の魅力を効果的にアピールしなければなりません。特に優秀な人材は競争が激しく、他社に取られてしまうこともあります。

逆求人サイトを利用するなら、そのようなデメリットも認識しておくことが大切です。