カジュアル面談で新卒にアプローチしよう!メリットや方法を解説

新卒で実施する面接といえば、企業側の数名の役員と学生1名で行われることが多いイメージがありました。しかし近年では、複数対1名の面接だけでなく、1対1のマンツーマンで面談するカジュアル面談が注目を浴びています。カジュアル面談にはどのようなメリットがあるのでしょうか。 今回の記事では、カジュアル面談のメリットや方法、流れについて紹介します。

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カジュアル面談とは?実施する目的

カジュアル面談とは、1対1で行うカジュアルな雰囲気で行う面談のことです。従来は、社員と上司との間で行われていたものですが、近年は選考の一環として行われることが増えています。

選考のフローとして取り入れる一方で、面談後に合否を判定することはなく、あくまでも「自社への理解を深めてもらう」「学生について知る」ことが主な目的です。そのため、堅苦しい雰囲気がなく、学生のありのままの姿を知ることができます。

【新卒採用】カジュアル面談のメリットは3つ

新卒採用におけるカジュアル面談のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。ここではカジュアル面談のメリットについて紹介します。

採用前に企業と応募者とのミスマッチを防げる

カジュアル面談を行うことで、企業と応募者とのミスマッチの予防になります。入社後3年以内に離職する新卒者の割合は約3割といわれており、離職の原因のひとつとして「入社前の企業イメージと現実のギャップ」が挙げられています。

通常の面接では聞くのが難しい内容でも、選考にかかわらないカジュアル面談なら聞きたいことを気兼ねなく質問することが可能です。入社前に応募者の企業理解を深めることで、離職率を下げることにつながるでしょう。

自社の社風や魅力をアピールできる

カジュアル面談では、社内の雰囲気や働くメリットをアピールしやすいため、応募者に自社の魅力をきちんと伝えることができます。自社の魅力をアピールする際は、「モチベーション源泉の4P」を意識すると良いでしょう。

モチベーション源泉の4Pは以下のとおりです。

1.People(人と風土)

2.Philosophy(企業と理念)

3.Privilege(待遇)

4.Profession(仕事と事業)

これらの4つのポイントに絞り、自社の魅力を整理して伝えると良いでしょう。

多くの学生と接点をもてる

優秀な人材を集めるには自社を希望する学生だけではなく、さまざまな学生と会う機会をもつことも大切です。

カジュアル面談は面接とは異なるため、応募するか迷っている学生や志望する企業が決まっていない学生と会う機会も多いです。多くの学生と接点をもつ中で、自社の魅力を上手にアピールできれば、優秀な人材を集めやすくなります。

カジュアル面談の事前準備からアフターフォローまでの流れ

カジュアル面談は実際にどのような手順で進んでいくのでしょうか。ここでは、カジュアル面談の事前準備からアフターフォローまでの流れについて紹介します。

事前準備

まずは、面談の日程を決めます。メールなどで学生と日程調整を行い、日程を決めておきましょう。

日程が決まれば、当日までに働くメリット、企業理念、自社の強みなど学生に伝えたいことを整理しておかなければなりません。また、事前に質問を受け付けて回答を準備しておくのもおすすめです。

限られた時間内で情報交換をするため、会話の流れをイメージしてスムーズな面談となるように準備しましょう。

面談の実施

面談の日は、まず自己紹介や会社紹介を行い、お互いを認識することから始めます。実際の面談に入る前に、リラックスして話せるようにアイスブレイクの質問を用意しておくと良いでしょう。学生は緊張している可能性も高いので、フラットな雰囲気作りは非常に大切です。

面談が始まったら、学生と企業の双方がお互いに気になることや確認したいことを質問します。

企業側から質問をする際は、学生との話の中で気になる部分を掘り下げながら、学生が話しやすいことから話を聞きましょう。

アフターフォロー

カジュアル面談は、応募者との情報交換のみが目的のため、選考や採用可否の通知は不要です。

面談後は次のイベントや選考への参加を促すために、メールや電話をするのがおすすめです。応募者がほかの企業に流れてしまわないように、密なコミュニケーションで応募者の心をつなぎとめておく必要があります。

カジュアル面談を実施する際の注意点

カジュアル面談を実施するときはどのようなことに気を付けなければならないのでしょうか。ここでは、カジュアル面談実施時に注意すべき点を解説します。

選考ではないことを事前に伝える

「カジュアル面談は選考ではない」ということは、事前に伝えておいたほうが得策です。学生に面接だと感じさせてしまうと素直な情報を聞き出しにくくなり、カジュアル面談のメリットを享受できなくなってしまいます。

合否に関係ないことを伝えたほうが、学生もリラックスでき、本音で話しやすい雰囲気になります。

プライベートな質問は避ける

いくらカジュアルな面談であっても、学生のプライベートに踏み込むのは厳禁です。家庭環境、個人情報、恋人の有無などの話題は避け、学生時代の過ごし方やサークル活動などの話題を選びましょう。

一方的な会話をしない

カジュアル面談は面接ではないため、学生と対等の立場であることを意識しましょう。情報交換や理解を深めるための場であるため、双方向の会話を心がけるのが鉄則です。フラットな立場で話をすることで、面接では得られない情報を得る可能性が高まります。

学生のニーズに合った時期に実施する

学生が求めるイベントは時期によって形態が異なります。カジュアル面談は選考が本格化する前がおすすめです。4~6月の選考後期は選考に直結するイベントの需要が高まるため、本格化する前に開催しましょう。

カジュアル面談で優秀な人材を探すための質問例

カジュアル面談で優秀な人材を探すには、どのような話題を選べば良いのでしょうか。カジュアル面談で役立つ質問内容や具体例を解説します。

就職活動の状況

就職活動の状況は王道の質問です。学生の就職活動状況や競合企業を把握することで選考フローの計画を立てやすくなります。たとえば、「就職活動を始めた時期は?」「選考が始まっているか?」「ほかにチェックしている企業は?」などを聞いてみると良いでしょう。

キャリアプラン

学生の将来のキャリアプランも聞いてみると良いでしょう。必要な人材や任せたいポジションなどのイメージをつかみやすくなります。「将来の夢は?」「10年後の自分のイメージは?」などの質問をしてみましょう。

企業選びで重要視するポイント

就職活動の際の企業選びで重視するポイントも重要な質問です。社風やニーズにマッチする人材かどうか判断しやすくなります。「転勤の可否は?」「希望年収は?」「譲れない条件は?」などを聞いてみましょう。

新卒者のカジュアル面談なら「社長メシ」を活用しよう

新卒者とのカジュアル面談を考えているのなら、「社長メシ」をご活用ください。「社長メシ」は求職者と経営者をつなぐ採用マッチングアプリ。経営者はもちろん、人事の方もご利用いただけます。

企業がアプリ内でイベント情報を掲載することで、自社に興味・関心のある学生からオファーが届きます。

届いたオファーの中から気になる人材を選択すれば、食事会や会社説明会などに招待でき、フラットな雰囲気で学生と交流することが可能です。

また、成長意欲が高い学生が集まっているので、優秀な人材の確保を目指すことができます。しかも、成果報酬はなく一律の料金プランでご利用できるため、コストパフォーマンスも高いことも大きな魅力です。

カジュアル面談の企画をお考えの方は、ぜひ社長メシへお問い合わせください。

まとめ

今回は、新卒採用を考える際のカジュアル面談について紹介しました。カジュアル面談は、採用後のミスマッチを防ぐためにも、企業が本当に欲しい人材を獲得するためにも非常に有効な手段です。自社をアピールする機会にもなるため、新卒採用を考えるならカジュアル面談の実施をおすすめします。

カジュアル面談を考えているなら、「社長メシ」の活用がおすすめです。成長意欲が高い学生と面談を重ね、自社が本当に欲しい人材を確保することができます。ぜひ一度ご相談ください。