【新卒】採用イベントの種類
企業の採用活動には、自社のホームページの活用や求人媒体の利用、ダイレクトリクルーティングといったさまざまな方法があります。
そのなかでも、新卒の学生にアプローチする方法として広く用いられているのが、「採用イベント」です。
採用イベントには、大きく分けて次の2種類があります。
・会社説明会
・インターンシップ
ここでは、採用イベントの種類やそれぞれの特徴を解説します。
会社説明会
会社説明会は、新卒予定の学生を集めて、自社の業務内容や魅力をアピールするイベントです。
会社説明会には、企業が独自開催する個別企業説明会と大学内で行う学内企業説明会、複数の企業が一堂に介して開催する合同企業説明会の3つの種類があります。どれも自社を学生に知ってもらい、母集団形成につながる重要な採用活動です。
なかでも、より多くの学生に自社を認知してもらえるのが、合同企業説明会です。合同企業説明会には、以下の3つの種類があります。
マス型
マス型の説明会は業種や規模を問わず、さまざまな企業が参加して行います。
合同企業説明会のなかではもっともメジャーな形式で、参加する企業も学生も多いため、より多くの就活生に自社をアピールできるのが魅力です。とはいえ、参加企業が多いと中小企業は目立ちにくいため、ほかの企業との差別化を図る工夫や、採用ターゲットとなる学生にピンポイントにアプローチするなどの工夫が必要です。
業界特化型
ITやメーカーなど、特定の業界に特化した説明会で、「業界研究セミナー」という名称で呼ばれることもあります。
業界特化型の説明会は業界に興味をもっている学生が集まることから、求める人材に効率の良いアプローチが可能です。その反面で、どうしても学生の興味が知名度の高い企業に傾くため、同業種のほか企業との差別化が必要です。
学部・学科限定型
特定の学科、学部に限定して開催する説明会です。
理工学部や工学部など、専門的な知識をもつ理系の学生を対象にすることが多く、自社が求める人材にピンポイントにアプローチができます。ただし、技術者を目指す学生が参加するため、専門的な質問に答えられる技術者を同行させる対策が必要です。
インターンシップ
インターシップも、採用イベントのひとつです。インターシップでは、学生が自分の興味のある企業で就業体験をすることで、実際の業務や社風の理解を深めます。
企業にとっても自社のアピールができるだけでなく、就業体験を通して学生の適性を見極め、確実な採用につなげる重要なイベントです。
インターンシップには、以下の2種類があります。
短期型
1~3日程度の期間で行うインターシップで、学生に業界や企業への理解を深めてもらうことを主な目的としています。
多くは就活生を対象としており、参加条件や選考の有無は企業によってさまざまです。
長期型
3ヶ月以上の長期間を通じて行うインターシップで、大半は大学3年次の長期休暇を利用しますが、学年を問わず参加できます。また、実務がともなうため、給与が支払われるのが特徴です。
長期型のインターシップでは、学生は社員のサポートを受けながら実際の業務を行います。学生は早い時期から社会人スキルを身につけることができ、企業にとっては早期の若手育成が開始できます。
新卒採用イベントを実施するメリット
ここでは、新卒採用イベントを行うメリットを紹介します。
幅広い層の学生にアプローチできる
採用イベントは、幅広い層の就活生に自社の魅力を伝えられるのが魅力です。
多くの企業が参加するイベントには、幅広い層の学生が集まります。自社のみで行っている採用活動では出会えない就活生にコンタクトでき、優秀な人材に確保につながるでしょう。
また、参加する学生をセグメントしているイベントもあり、ピンポイントに自社が求める人材にアプローチできます。
直接的に魅力を伝えられる
自社の魅力を直接学生に伝えられるのも、採用イベントの大きな強みです。ネットや紙面といったほかの求人媒体にはないメリットです。
採用イベントでは、企業と学生が顔をあわせ、コミュニケーションができます。その場で学生の質問へ回答することで、企業の認知を広げるだけではなく、学生の興味も強く引きつけられるでしょう。
また、コミュニケーションを通して、学生が抱える悩みなどを聞き出すことも可能です。学生の動きや就活の傾向を把握しておくことで、今後の採用イベントで実施する内容を柔軟に変更したり、学生のニーズに答えられるコンテンツを用意したりすることができるでしょう。
新卒採用イベントを成功に導くポイント
最後に、新卒採用イベントを成功させるポイントを解説します。
採用イベントは人材確保に有効でも、準備には時間やコストがかかります。思うように就活生が集まらないリスクもあるため、計画的に取り組むことが大切です。
自社に合った採用イベントを選ぶ
採用イベントは、ただ実施すれば良いわけではありません。新卒採用で良い成果を出すためには、自社に合う採用イベントを選ぶことが大切です。
まずは、自社が採用活動で抱える課題や採用イベントに取り組む目的を明確にして、方法を選ぶことからはじめましょう。
企業の認知拡大を優先するなら、マス型の合同説明会への参加が有効です。とはいえ、多くの企業のなかに埋もれてしまい、学生がブースにたどり着けないリスクもあるため、平行して特化型の実施も検討する必要があります。
学生とのマッチングを重視する場合は、インターシップの実施がおすすめです。また、ターゲット層を絞った小規模の特化型企業説明会を行い、条件に合う就活生にインターンシップへの参加を促したうえで、適性を確認することもできます。
参加学生のアフターフォローを行う
採用イベントは、ただ実施しただけでは良い成果につながりません。イベント後に参加した学生にしっかりアフターフォローする必要があります。
採用イベントが終わったら、コンタクトをとった学生に自社へのエントリーを促すことが、良い成果につながります。就活生に対して説明会参加のお礼をメールで送りましょう。メールはインターンシップや会社見学を促す良いきっかけになります。
また、参加した学生に対して、自社にどのような印象をもったかを確認することも欠かせません。学生から得た情報は、次回以降の採用イベントに活かすようにしましょう。
自社に合う人材を効率良く採用するなら、ぜひ「社長メシ」の利用をご検討ください。
社長メシは、求職者と企業、双方でオファーを送り合うことができる「採用マッチングアプリ」です。
社長メシでは、食事会や会社説明会などのイベント情報を掲載できる機能が備わっています。イベント機能を活用することで、企業に興味をもった就活生からオファーが届きます。
届いたオファーの中から気になる人材に出会えるため、採用活動をスムーズに行うことが可能です。
また、就活生から直接オファーが届くことから、ほかのダイレクトリクルーティングサービスと比べてマッチング率が高いのも大きな強みです。
企業情報の掲載だけであれば、無期限かつ無料でできます。採用イベントで成果を出したい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
業績アップと企業の発展のためには、優秀な人材を確保することが欠かせません。とくに、若手を確保する意味でも新卒への採用活動は重要です。
会社説明会やインターンシップをはじめとする採用イベントは、自社にマッチする優秀な人材を確保するのに役立ちます。計画に取り組んで、採用活動で良い成果を出しましょう。